Iris — AI エージェントの実行基盤(NixOS)
自律型の AI エージェントを安全に常時動かすための基盤を、NixOS で宣言的に設計・構築しています。OS からエージェント本体までを一つの構成ファイル群で管理しています。
- 期間
- 2026年7月〜(継続中)
- 担当
- 個人で設計・構築
- 使用技術
目的
自律的に動く AI エージェントに、サーバの構成を変更する権限まで任せたい。ただし、エージェントが間違えたときに必ず元へ戻せることが前提です。前職で監視・運用にかけていた手間をどこまで自動化できるか、という問題意識の延長にあるプロジェクトです。
構成
OS・ディスク・ネットワーク・ユーザ・エージェント本体までを、単一の Nix Flake で宣言的に管理しています。
- disko でディスク構成を宣言し、sops-nix で秘密情報を暗号化して管理
- SSH のポート変更と fail2ban、Tailscale による外部からの接続
- uv2nix でエージェントをパッケージにし、systemd のサービスとして常時起動
- rootless の Podman で実行環境を分離
- エージェント自身が構成リポジトリへ PR(変更の提案)を出し、確認後に反映される自己改変のループ
判断の理由
「防止」ではなく「復旧」を安全の軸にした
エージェントの誤りをすべて事前に防ぐのは現実的ではありません。そこで、NixOS の世代ロールバック(以前の状態へ一瞬で戻す仕組み)と PR による確認を組み合わせ、「何があっても戻せる」ことで安全を担保する設計にしました。
設計判断を ADR として残している
なぜその構成にしたのかを ADR(設計判断の記録)として文書化し、後から判断を見直せるようにしています。
公開について
リポジトリは非公開です。構成や ADR の内容は、面談の際にご説明できます。